【けんしぅさん】
そうそう、試験の結果案内が届いた時なんですけど、実は文部科学大臣賞がいただけるということがわかったんです。そこで、うれしくてすぐ佐貴子さんにメールで連絡したんです(笑)実務技能試験検定協会主催の試験が9科目あるんですが、各科目ででそれぞれ1名しかもらえないらしいんです。
――えええええ!? すーごーい!!! これ持ってスマイルして!

――これ成績日本一ってことでしょ!? もっと自慢してくださいよ!!
なんか賞をもらったんだなーとはメールをいただいて知ってましたけど、日本一ってのは今、初めて知りました!!
フォトリーディングは試験勉強でどう役に立ったのかしら。
【けんしぅさん】
試験勉強全体を、フォトリーディングの流れでやるといいんですよね。全体の俯瞰→覚えたいことをピックアップ→マインドマップをかきながら整理と。そんなふうにフォトリーディングの手法を使って、「俺はどこが弱い?じゃ、そこをやろう。」という感じで。
勉強以外でも、そういう風に概観してから細かいところを突っ込んでやると、効率的に知識を得たり弱点克服できると思うんですよ。それを読書に特化したのがフォトリーディングだと思うんですが、そうすると読書が苦行じゃなくなるし、うまくいくと情報を短時間でピックアップできる。
――フォトリーディングして、脳に対しその本を「既読」状態にしておいて、後で実際に読むときは、文章照合、文字照合みたいなもの。だから楽に読める。速く読める。脳内の記憶に入っているから、マインドマップもはみ出すことなくバランスよくかけてしまう。
【けんしぅさん】
そうそう。
――そもそも勉強好きなんですね!システム開発ってきっとそういうことですよね。時間がかかることを弱音を吐かずにやってきた経験が活きてるんですね。
【けんしぅさん】
わかっていく過程が好きなんです。
わからないと自信がなくてふわふわしている感じ。例えば佐貴子さんが何かを仕入れたいとするじゃないですか。その時に、これこれこういった理由で高いんだと業者からいわれた場合、そうなる理由が理解できていないと言い値で買ってしまうかもしれませんよね。でもその理由がわかっていたら、「こうしたら安くあがるんじゃない?」と切り返すこともできますし、判断に自信を持った立ち位置でいられるじゃないですか。だから、一から自分でやってみることが好きなんですね。
――けんしぅさん。あまりにさりげなくて素晴らしい。
【けんしぅさん】
さりげないのにHEROに呼んでいただきありがとうございます。(笑)
――転職や社内のキャリアアップでもそうだと思うけど、フォトリーやマインドマップが、自分の存在価値を確認するツールになったということですよね?
【けんしぅさん】
そうですね。この試験があって感謝してますよ。
私はソフトウェアって苦手な分野です。でも、今回勉強したおかげで、何を押さえておけばいいかがわかりました。横断的に整理できているから、その道のプロであるSEやプログラマと話をしたとしても、言っていることがわかるんです。苦手な部分も含めて全体像が理解できるようになりましたからね。きっかけをくれた上司にも感謝しています。
これを実際のプログラミング経験などで、体で覚えようとしたらすごく時間がかかるじゃないですか。これを体系的に整理して理解するのに試験勉強は役に立ちました。全体の中の今どこが話題になってるいのかという観点で見ることができますから、不安になることもないですし、自分に自信を持てるようになったと思います。
――会話の口火を切れるかどうかね。
【けんしぅさん】
そうですね。技術者は専門用語を駆使して細かい説明をしがちですが、「全体を考えてますか?」っていう観点で会話をリードしていくこともできますね。
――本当によく頑張られましたね。前後しますが、そもそもフォトリーディングを受けようと申し込んだときの思いは?
【けんしぅさん】
私はすごく遅読なんですよ。本を読んでいて途中でつっかえると止めちゃうんです。「しっかり理解して読み終わりたい!」という気持ちがあるために、結局読み終わることができない。
フォトリーディングの受講を申し込んだ2009年は、まだ研究部門にいたし、新しい商品企画をやろうという部署のリーダーだったので、これから先をどうしようかと思って情報のインプット能力を上げたかったんです。そんな時に友人にフォトリーディングを紹介されて、「そんなことできる訳ない!」と思ったけど何もしないわけにもいかなくて…
ただ、その直後に異動になってしまって違う方向に活かされることなりましたけどね(笑)。
――受けてみてどうでした?
【けんしぅさん】
フォトリーディングの5つのステップのマインドマップをもらって、マインドマップの仕組みに興味を持ちました。
それから佐貴子さんが「三鷹駅から会場まで、車で来てもどんな店があったか覚えてるでしょ?ばーっと見ただけで、人は何かを覚えてるんです」と言われた。それで納得したんですね。
私はちゃんとやらないと、「やった」という感じにならなかったけど、そうじゃないんだってね。
脳のブロックですよね。ぱらぱらと本をめくるだけでもやってたんだと。腑に落ちたおかげで試験勉強の時も安心してフォトリーディングやマインドマップにお世話になることができました。1回フォトリーディングして、2回、3回となじませていって、それからバーっと読んで。細かく読み込んでいってと言うふうにね。
――それでこれだけの情報がこのマインドマップに収まってる。「1冊の本の重要なポイントは4~11%」という理論を正に証明してますよね。
【けんしぅさん】
マインドマップは本人用の地図だと思うんです。理解した内容を示している地図という感じですね。
――落とし込んでいく過程が大事よね。
【けんしぅさん】
マインドマップは記憶と整理のツールだから、自分で理解したことを整理しながら手でかいていくと、知識と、マップをかいた時の手の動きと、目で見た色やイメージがみんな記憶として入っている。思い出すのも簡単ですよね。
――けんしぅさんのかくマインドマップはとっても明るいマインドマップだから、経営陣にも明るく説明できますよ!最後に、フォトリーディングを受講するか迷っている方にアドバイスをお願いします。
【けんしぅさん】
迷っているのは受講料か効果に関してかと思いますが、迷っている時間がもったいないから、やってから判断すればいいと思います。自分が欲しいものが手に入りそうだから迷っているわけで、まったく意欲が無い人は迷わないと思うんです。そんなに意欲があるのなら、まずアクションしてみて、もしダメだったらフォトリーディングから次へいけばいい。
佐貴子さんの講座では受講のはじめに「だまされたと思ってやってみて」と言われますが、「だまされてよかった」と言っている人もいるわけだから(笑)、ご自分の迷いや悩みを具体的にして、体験講座や無料説明会で、講師や受けた人の話を聞いてみたらいいと思いますよ。
――ありがとうございました! |