――ご夫妻の感覚というか、呼吸がこれほどにぴったり合っているのを見てしまうと、もうその喜びだけで胸がいっぱいです!
【村田さん】いやいや、佐貴子さんの講座からはまだまだ頂いたのもがありますよ!フォトリーディングはベストタイミングでご紹介いただいて、難産だった僕の初めて書いた本の“執筆の悶々期”を脱出することができたのですから。
――悶々としていたとおっしゃっても、既に企画も進めて、執筆も始まってから受講されたんですよね? それでもちゃんとお役に立ったのでしょうか?
【村田さん】その悶々とした時期が本当に苦しかったんですよ。詳しくお話しすると、出版のオファーが来たのは2008年4月でした。出版社さんが僕のBLOGを気に入ってくれ、出版の話を頂きました。ところが、たった1冊なのに、超・難産だったんです。
執筆に20ヶ月以上費やしましたね。まず本の構成企画に3ヶ月かかりました。その後、何度も原稿を書いたのですが、伝えたいことが伝わっていないと、原稿を何度書き直しても編集者さんからGOサインがでないんです。
2009年3月には出版する予定でしたが、見事に延期。正直、編集者さんに見放されたって何も言えない状態でしたが、本当に有り難いことに、編集者さんは僕の難産にその後もつき合ってくれました。
本当に素晴らしい方だったんですが、それでも上手くその期待に答えられない自分・・・もう、悶々とした気持ちが最高潮になってましたね。
だから、佐貴子さんに会ってフォトリーディングの受講を薦められたときは、「これはチャンスだ!」とピンときましたし、正直、藁をもすがる思いだったんですよ。そして、やっぱりピンときたそれは的中。
フォトリーディング集中講座を受講したら、まず読者が潜在的に何を求めているかが理解できた。フォトリーディング講座では佐貴子さんの言うとおり、自分が思い切り読者の立場に立って、思い切り手に入れたい情報を本に求めてみた。
そうしたら200ページ以上ある本の中から欲しかった答えはたった数行だったりして。本を書くときは伝えたいことは明確に、シンプルに伝えないといけないんだと学びました。
伝えたい事は、原稿を書く前にしっかり決めようとマインドマップにかき出して編集を始めました。あとは本の読み方を学んで、1冊の本がどのような構成になっているかも、よくわかりました。
そして、満足がいく本が書けた最大の要因は、水と油だった僕と編集者の意見をうまくミックスできるようになったことだと思います。
僕はリーダー達の「在り方」について書きたかった。けれど、編集者は「やり方」を書いて欲しがっていた。「読者はノウハウこそが知りたいのだ」と譲ってくれなかったんです。
僕は在り方を伝えるストーリー仕立ての1冊を書きたかったから、ノウハウだけの原稿が書きたくなかったんです。
ところが受講してから、編集者と対立する考えを捨てることができたんです。お互いの伝えたいことをより深く考えていけば、編集者が書いてほしいと言っていたやり方についても、僕が伝えたい在り方についても両立できる内容が書き上げられるんじゃないかって思うようになったんですよね。
そして、やっぱりお互いの意見を両立できる原稿のアイデアを思いついたんです。
編集者さんと対立し、見守られながら、そして、佐貴子さんに苦しい時期にヒントを頂きながら、やっと2010年1月に出版することができました。
――村田さんが真っ正直に生きているからこそ、
絶対に自分の伝えたいこととずれたことは書けなかったんでしょうね。
けれど、それ以上のものを見つけられたというのは、大変な難産だったと思いますが、本当に素晴らしいことです。
おつかれさまでした。
【村田さん】いやぁー・・・執筆最中は大変でしたが、今はこの難産執筆につき合ってくれた関係者の方への感謝の気持ちの方が今は大きいですよ。
フォトリーディングも本当すごいですよね。執筆中に今まで読んできた本の中でも印象に深かったものを、第3ステップのフォトリーディングだけして潜在意識に放り込んでから原稿に向かったことが何度もあったのですが、明からに今までの読書とは違う効果を発揮してくれていました。
今までの読書の方法では、その内容が自分の考えや意見になるのには時間がかかるし、無理矢理自分の答えを引っ張りだそうとすると頭が痛くなってきちゃったりして。おまけに原稿も真似になっちゃうんです。
ところが、フォトリーディングして原稿に取りかかると、明らかに自分の考えや信念に既になっていることが湧き出てくる。フォトリーディングした本の内容が自分の中で熟成されて、にじみ出てくる感じなんです。
影響は受けているのは確かだけれど、決して真似ではない自分の感性としての文章なんだと言えるものが書けるんです。
【水谷さん】私は、フォトリーディングの底力を体感できましたね。本当に自分の中に入っているんだ!って。
実は、私の方は産業カウンセラーの資格を勉強していたんです。試験2週間前まで問題集を1つずつ解いていくように真面目にやっていました。
問題の量が多いプレッシャーもありましたし、過去問も5年くらい前のものしかないし、出題傾向もわからないままの状態が続き、
これでは試験までに必要な範囲が網羅できない!どうやっても間に合わない!もうあれしかない!!と、試験の2週間前からマインドマップをかき始めました。私の方も主人同様、完全に藁をもすがる思いで(笑)そうしたら、そのすがった藁が、ロープだったんですよね・・・
自分の中に、マインドマップでまとめたから記憶に残っているはず!という信頼もありました。実際に試験は大丈夫だったし、見事合格できてしまったんです!
――そうだったんですね、合格おめでとうございます!
資格や語学、出版もそうだと思いますが、アウトプットをしなければいけない事態において、フォトリーディングやマインドマップを取り入れてみると、スキルの定着や成長、潜在意識の開花を実感することができますよね!
それに、お二人が同時期に同じ成功体験を得られたというのは、これもまた夫婦の絆を強める秘訣の1つなんじゃないかと思います。
【村田さん】そういう意味で言うと嬉しかったのは、受講後に21日間チャレンジでフォトリーディング習慣を定着させるプラクティスを奥さんがしていたことですね!一緒に受講しようと誘った僕としては、受講後にそのスキルを自発的に身につけようとしてくれている姿が嬉しかったんです。
僕が彼女のフォトリーディング中に、ちょっかいを出したら「人がせっかく習慣化させようとしているのに!」と怒られた時もありましたよ(笑)
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