――工藤さん、今日はお忙しいところありがとうございます。
小山龍介さんの『勉強術』の本で一緒に誌面を飾ることができて、とても嬉しかったのです!
フォトリーディングを受講されていた時の工藤さんとは大きな変化をしていると思うのですが、いかがですか?
【工藤さん】フォトリーディング集中講座を受講したのは2003年。あれから数年で確かにドドドっと仕事や人生も変わってしまいましたねぇ!
まだフォトリーディング集中講座を受講した時は、オンラインゲーム会社の社員でしたからね。
ソフトブレーンに入社して、あっという間に代表取締役になって、自分では変化の実感はないけれど、周囲からみてみればすごく変わったのかなって思いますね。 |
――この変化というのは、受講前にプランしたり、元々しっかり目標を立て、それが実現し人生が変わったということとはちょっと違うということでしょうか?
【工藤さん】 ええ、当時、そういうのは何にも考えてなくってね(笑)
でも、あっという間に代表取締役になったのは、脳の使い方の変化がキッカケになったのは確かなんですよ。
でもね、目標とか何か理想を描いて講座に出たわけではなかったんですよね。
「成功に一歩でも近づけたら嬉しいなぁ」ってくらいの気持ちでしかなかったと思います。
フォトリーディング、つまり速読の講座を受講したのに、本を大量に読みたいとか、速く読めるようになりたいと思っていたわけでもなかったんですよね。
何かこうぼんやりと成功に近づくためにという感じでしたね。
当時、在籍していた会社では、社長と同じくらいの仕事量をこなしていたと自負していたくらい働いていたんですよね。
実際はわからないけれど、自分としては、そのくらいの感覚で毎日仕事をやっていましたよ。
でも、実際に社長と私とは収入を見てみたら10倍?15倍は違うということを知って、
「成功するためには同じだけ働いてもだめなんだ!」
って考えさせられる機会があったんですよね。
じゃあ、自分も創業したらいいのかな?株を買ったらいいのかな?という悶々と成功に対しての想いがあって、10万円の学習で、その数千、数億という収入の差を埋められるのなら参加してみようと思って受講したというのが、本音です。
申し訳ないのですが、読書のことなんて全然考えてなかったんですよね。 |
――なるほど、でも実際にはそういう方も多いと思います。工藤さんが実際に参加してみて、実感されているフォトリーディングの成果というのは何だと思われますか?
【工藤さん】そうですね、情報に対する恐怖が外れたことだと思いますね。
興味がないことでも受け入れられるようになった。
それは自分としてはかなりすごいことなんですよ!
幼い頃から執着心の差があったんですよね。子供の頃は野球にしか興味がなかった、他のスポーツに興味をもって取り入れていれば、野球だってもっと上達したはずなのに、どうしても他に興味がわかなかったよね。また広告会社に務めていた時は、広告なんてWEBからTVから雑誌、いろんな媒体のことに興味を持っても良いはずなのに、目の前の広告業にしか興味が持てなかったんです。
とにかく、それまでの私は興味の視野が狭かった。確かに知りたいことや興味のあることについては、執着心みたいなものをもって取り組んでいたかもしれない。しかし、それにしか興味を持てないということで、とても損をしてきた気がするんですよね。
それが、興味がないことでも目的によっては知ったり、学習したりする必要がある情報を受け入れられるようになった。
今の仕事にはおおいに役立っていますよ!
私の会社は営業の成績を伸ばすコンサルティングをやっているので、業種業態に関わらず営業支援をしてもらいたい、コンサルティングをしてもらいたいとお客様が飛び込んでくるのです。私たちが知らない業界だからでは済まないんですよね。
求めてくれる以上は成果を出したいですし、期待は裏切れないですしね。
その業界の事をよく知って、営業成績がどんどん残していかなければならないんですよね。 |
――求めてくれる以上は業種業態に関わらず成果を出すというのは、
並大抵のことではないですよね!?
『勉強術』の本に、“学ぶ事があれば関連する本を50冊は読みます”とおっしゃっていた記事があったのですが・・・
【工藤さん】そうですね、50冊は読みますよ!
あぁ、そこに“フォトリーディング”って書けば良かった!(笑)
私の場合は読む本のうち8割はフォトリーディングを使って読みますね。全部をフォトリーディングしているわけではないけれど、確実にフォトリーディングを活用している!
50冊なんて一生懸命読んでいたらきりがないでしょ。
でも数冊はじっくり読むんですよね、その中から学んで使えるものを身につけていくような感覚で読んでますね。 |
――それって、すごく素晴らしい活用の仕方だと思います!
でも、本当にいい意味でフォトリーディングのステップを忘れるほど自分になじみ、自己流になった人ほど、「今フォトリーディングをやっている」「これはフォトリーディングのエッセンスだ」と考えながらやっていないことが多いのです。
【工藤さん】そうそう、ステップなんて全く考えてやっていないんですよ!どっかでそのエッセンスの部分を無意識にやっている気がします。もう体にしみ込んじゃっているというのかな・・・
フォトリーディングの5つのステップは全然意識してやっていませんねぇ。例えば、本からキーワードだけ抜き出して、それだけ絡ませてアイデアにしていたりしている。でも、それってフォトリーディングで学んだスキルですよね!フォトリーディングに感謝しないまま、スキルを使っているなんて!(笑)
あとね、本棚をバーッと見た時に、目に留まったものは読むようにしているんですよね。
最近だと「人を動かす」が目に留まったり、人事制度関連の書籍とかばっかり目についてしまってね。でも、その目に留まる本って、自分が今まさに悩んでいて、問題解決をしたいと思っている事だったりするんだよね。
自分にとったらその自然が感覚が、まさにフォトリーディングで習ったことを使っているというわけですよね。 |
――フォトリーディングのスキルは意識して使ってはいなくとも、やはり50冊の本を読む事が大切!っとおっしゃっているには工藤さんなりの上手く学びを得るためのエッセンスがあるということですよね? |
【工藤さん】そう、私が意識してやるのは、本を読んだらその本から学んだことを実行するようにしてます。
例えばWEBマーケティングの本を読んだとする。そうしたら、その方法を取り入れてみるんです。
よく、本を読んで、アイデアを書き残したりして、新しいものが生まれたり、情報の融合があるというじゃないですか。
私の場合は少し違って、フォトリーディングで吸収して、やってみて、実践の中で融合されて現在の主サービスや体勢になっているんです。
一つ一つ、素晴らしい知識や学びは実践するんです。
その時はわからなくても、あとになって振り返ってみると、そういえば、あのサービスはこの本の知識とあの本の知識の融合で、秀でたサービスになったなぁと思うことはあります。
だから、実践してみないと手応えってわからないものですよね。
しかも、もう実践してやっている時というのは、その目の前の行動に必死になってやっているので、今この書籍のどこをやっているか?なんて忘れてやってるというくらいです。
あまりにもいろんな本のアイデアや複合的に絡まりすぎて、どの本の何が生きているか判別できなくなっているものだってたくさんあります。
しかし、その複合物だって、本を読まなかったら生まれなかったものだから、やっぱり本の知識が生きてるってことだと思うんです。 |
 
※工藤さんのお仕事メモを拝見!
マインドマップが、工藤流に応用されていた素晴らしいアイディアノートでした!
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―― フォトリーディングの活用もさることながら、その工藤さんの実践力といいますか、有言実行の真意をお伺いしたいです。
【工藤さん】現在、上場しているのは親会社であるソフトブレーン株式会社を始め、関連会社、5社連結で上場しているというのもあって、私の会社も入っているんですよね。
有言実行というか、夢や目標達成の概念というのであれば、言っちゃったからやるしかない!という状況が、ラッキーにも私をそうさせてくれているんだと思いますよ。
例えば中小企業の経営で、最後に目標達成の手綱を誰が緩めるかというと、経営者なんですよね。
つまり経営者が自分で目標を低くしてしまう。
私の場合、恵まれているのは上場しているということで、私だけの責任では留まれないから、手綱を緩めるわけにはいかないということです。
だから、言ってしまった目標は達成するしかないんですね。 |
――工藤さんの場合、「もうちょっとで売上達成だ!でも厳しい!」という時に。
どうやって対策やアイデアをひねり出すんですか?
【工藤さん】
プロセスですよね。実は、目先のあとちょっとというのはあんまりないんです。
1ヶ月で急に5000万の売上げが飛び込んできたラッキー♪ということはあんまりないです。
AランクからDランクの見込みのお客様がいて、大体、どのくらいの割合でサービスをリピートしてくれるとか、ランクを上げてくれるとか、そういった予想でしかないのですが、それはラッキ―な収入よりも確実な数字です。
私の場合、経営会議の時に無理な数字を言ってしまうと決算の時に迷惑をかけてしまうので、地から足の離れたようなことは言えないのです。
見込みのAランク、Bランクのお客様がこのくらいいてだったら、6月までにこのくらいは売り上げられるかな?と、仕組みから読み取って目標を決めていくんですね。
プロセスを分解して、数値的にマネジメントしていく、あとちょっとの馬力っていうことではないのです。
ただ、年単位での目標は大きく掲げたいですよね。
2012年には、IPOをしようと思っていますから、そのために、今年は10億目指して、2010年には15億、2011年には20億を目指していかないと現実的には難しいよね。
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――多くの情報の中からキラッと光るところを見つけて、ガッとつかむ能力を身につける事ができるのはフォトリーディングの素晴らしいところですよね!
きっと工藤さんのそういった学びを取り込む実行力がソフトブレーン株式会社の宋社長から社長を任されたことにつながるのかもしれませんね。
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【工藤さん】そうですね、実際は、何がそうさせたのでしょう・・・正直、真意はわからないですが、当時、ソフトブレーンはコンサルティング会社に見えたけれど、実際はソフトの販売会社で、やはり売上げの99%はソフトの売上げだったんです。
前職でソフトを利用させてもらっていて、このソフトが大好きになったんですね。
その1人の利用者として、ソフトを使いこなすためのサービスと、コンサルティングをもっとやってくれたら私はもっと良いのに。
と宋さんとディスカッションしたんですよね。
当時、IBMがサービス業に転換して伸びて行ったのを宋さんは見ていたから、「そんなにサービスをやりたいなら、やってみろ」ということで、宋さんにそのアイデアを買われたんです。
その評価はどういうところだったかというのはわからないなぁ…
事業内容とタイミングだけ見ていたような気がする。人間や能力が気に入られていたかどうかは…
「?」かな。(笑)
――自分の会社の商品に対してそこまで期待、アイデアを提示してくれたら、一緒に仕事をしたくなりますし、何かを託したくなりますよね!
さて、本の重要な部分の4%を見つけ出す能力に共通して、実際に今、社会人が仕事で無駄・手間をかけずに重要な部分を見つけだすという能力は求められていると思われますか?
【工藤さん】そうですよね、勉強力のある人、意図や本質を把握して、コアを学べるというのかな、表面的な方程式だけではなくって、同じような場面に出くわした時に、その本質を理解し、活かしていける人という意味では、それは基礎的な能力だと思うんですよね。
だから私は、社員みんなにフォトリーディング集中講座を薦めているんですよ!
こいつは処理能力がもっとスムーズになればあか抜けるのにと思う社員や学習意欲が高くて、伸びそうな社員には特にね!
本の本質を把握するというところでは、フォトリーディングで訓練してもらって、仕事の現場や人生において目的を明確化することによって、重要なポイントを探し当てるセンスを発揮できたらすごい能力なのにね!
特に、本の内容を目に焼き付けて潜在意識に放り込んでゆく能力って、すごい勉強力だよね。
――嬉しいです^^
工藤さんのこれからの目標と数年で飛躍を遂げた工藤社長の“工藤流仕事術”を教えて頂けますか?
【工藤さん】これからの目標は先立って言ったことかな。2012年IPOだね!
そのための今年は10億、2010年15億、2011年20億の売上げ目標だね!
時間術で言えば、経営者の私としては、いかに忘れるか・・・ですね。
担当者へ指示を出したら、それまでは仕事の内容については、信頼して任せちゃって、忘れて別の事を考える。
あと、個人的には、豪華なマンションを購入するのが夢なんだよね。こんなのを最終目標にしていいのかっていうのはあるけどね(笑)でもうちの奥さんと今は豪華なマンションに住みたいって夢があるからさ、叶えたいんだな。
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――6年前、フォトリーディングを受講された時の工藤さんの夢とは大きな違いがありますね!きっとこれからフォトリーディングを受講される方にも数年でこんなに変化が生み出せるんだと希望を持ってもらえるのではないかと思います!
最後にフォトリーディングをまだ受講されていない方にメッセージを一言、頂けますか??
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【工藤さん】自分に対する投資が一番いい投資だと私は思っています。
フォトリーディングは非常に投資の価値のある自己投資の方法の1つですよ。
迷っているということは、自分磨きをさぼっているということですから、少しでも自分を磨いて、世の中を、自分の人生をハッピーにしたいと思っているなら、是非受講してください!
私としては男性に言われると受け入れられない気持ちって、きっとあると思うのですが、山口先生は優しい女性の先生ですから、そういう新しいものへの抵抗感を取り除いてくれると思います |
――最後に嬉しい一言までありがとうございました。
今日はご多忙の中、お時間をくださって、本当にありがとうございました! |